ゴミ屋敷化した実家はもう限界!親を説得するコツとスムーズなお片付け方法

query_builder 2024/07/23
不用品回収
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最終更新日


「ゴミ屋敷化した実家を何とかしたいけれど親が片付けを反対する」「実家の片付けをきっかけに親と関係が悪くなった」など、実家の片付けに悩んでいませんか。


高齢化社会が進む中、一部の家庭では親が物を溜め込み、ゴミ屋敷化してお手上げ状態……という悩みが増えています。子どもや身内が親に片付けや身辺整理をすすめても拒否されたり、聞き入れてもらえなかったりするトラブルも見られます。実家のゴミ屋敷化問題は、健康や安全面のリスクも高まるため、早めに解決したいところです。


今回はゴミ屋敷となった実家を安全かつ効果的に片付けたい方へ、親を説得するコツと具体的な片付け方法について解説します。また、業者に依頼した際の費用目安も解説するので、ぜひ参考にしてください。

ゴミ屋敷化した実家を片付けてほしい!親を説得する6つのコツ

ゴミ屋敷化した実家を片付けてほしいのに、親に反対されてストップしていると悩んでいるのなら、以下の6つの方法をチェックしてみましょう。各コツを踏まえて、親が納得しやすいアプローチを見つけてくださいね。

説得のコツ①:片づけをしないと起こるリスクを伝える

ゴミ屋敷化した実家を放置していると、さまざまなリスクが発生します。案外、住んでいる自分たちだけの問題だと認識している親も多いので、冷静に双方のリスクを説明してみましょう。片付けをしないと起こるリスクは「本人」と「子ども(身内)」に分けられます。


◇ 実家に住む親へのリスク

親世代がイメージしやすいリスクとしては以下が考えられます。


・ダニやカビが発生しやすくなり、アレルギーや呼吸器系の病気につながる可能性がある

・ゴミによる物理的な障害物が増えることで転倒やけがのリスクが増大

・害獣や害虫が繁殖する

・火災のリスクが高まる

・地震などの自然災害時に避難が難しくなる恐れ

・悪臭や景観問題で近隣トラブルが発生する


汚部屋は健康を脅かす可能性があり、放置していると生活に負担がかかります。とくに高齢の方の場合、転倒骨折は一度の怪我が長期療養や生活の質の急激な低下を招き、最悪のケースでは日常生活で介護が必要になるリスクがあります。その他にも火災や地震発生時のリスクも高まり、はっきり言ってしまえば高齢者が暮らす環境としては非常に危険です。


まだまだ若いと考えている親ならば、「部屋の荷物で転倒して、要介護になった人がいる」「ゴミが原因で火災が発生する事件があった」「最近地震が多いから、使っていないものは整理した方が良い」などと具体的な事例を出して説得してみましょう。


◇ 子どもや身内へのリスク

実家の相続に関わる子どもや身内には以下のリスクが考えられます。親世代でもイメージしやすい「このまま放置してはいけない」「身内を困らせるかも」といった例を出して、説得していきましょう。


・親が貴重品を置いている場所がわからない

・未婚者がいる場合、結婚に影響するリスクがある

・実家の相続時、遺された身内にゴミ処分代が発生する

・実家の相続放棄orゴミの片付けを迫られる

・実家を売却しようとしても、ゴミが原因で話がすすまない可能性がある


実家に住む両親が亡くなった後、相続人が土地や家屋を引き継ぐことになります。ゴミ屋敷の場合、不用品処分やリフォーム料金などを考えると、相続放棄を選択するパターンも珍しくありません。自分たちがいなくなったあともこの土地に住んでほしいと考えている親にとっては、ゴミ屋敷が原因で他人の手に渡るのは避けたい心理から、片づけに前向きになるかもしれません。


また、ゴミ屋敷の場合は売却する際にも手間と時間がかかり、相続人の手元に入る金額が少なくなる傾向があります。極力子どもや身内に迷惑をかけたくないと考えている親ならば、片づけに応じてくれるかもしれません。


ただし、相続関連の話は死を意識させ、説得の材料に使うと不仲になるパターンもあります。身内へのリスクを話すのはタイミングを見計らったり、難しそうならば材料として使うのはやめておきましょう。


説得のコツ②:ゴミ屋敷を片付けると得られるメリットを伝える

ゴミ屋敷を片づけることで得られるメリット(利益)を伝えてみましょう。親にリスクや危険性から説得しようとしても、今一つ反応が悪いときにおすすめです。具体的なメリットを説明することで、親が片付けることへの動機を持ちやすくなります。


ゴミ屋敷を片付ける主なメリットは以下があります。


・家の中で動きやすくなり、日常生活が楽になる

・転倒リスクが軽減する

・掃除しやすくなるので、害虫被害も少なくなる


その他にも「(別居しているなら)私たちもお手伝いしやすくなる」「ペットのケガ防止や健康につながる」など、片づけたあとをイメージしやすくなり、説得に応じてくれるかもしれません。


説得のコツ③:なぜゴミ屋敷になったのかを考えて寄り添う

ゴミ屋敷化した実家を片付けるように親を説得するためには、「なぜそのような状況になったのかを理解すること」も大切です。実は本人も悩んでいる可能性もあり、ただ捨てることですべてが解決するとは限りません。片付けを拒否する理由が今一つわからないときには、両親の気持ちに寄り添うところからスタートしてみましょう。実家がゴミ屋敷化する理由をいくつかご紹介します。


□ 体力が低下して片づけられない

解決方法:体力に応じた分担やサポートを考える

高齢になると体力が低下し、片づけが難しくなる場合があります。「使わないものを指定の袋に分別して捨てる」という単純作業に思えても、体力がなければ継続できません。また、まとめた後のゴミを排出する体力も不足しており、ゴミ屋敷を片づけたいという意思はあっても、なかなか進まない可能性もあります。


□ 周囲と関わりが薄く孤独感が強い

解決方法:親との交流を増やしてみる

周囲との関わりが薄くなると、ゴミ屋敷するケースもあります。周囲とのコミュニケーションが少ないと孤独感が増し、物やゴミに依存する方も珍しくありません。また、ゴミ屋敷になっていても指摘する人がいないため、片付けをしないまま過ごしがちです。


□ 判断能力の低下によって物を溜め込みやすくなっている

解決方法:溜め込んでいる物の内容をチェックして捨てる意思の有無を確認する

「不要だと思うものを捨てる」「必要なものを残す」という作業は、年を重ねて認知機能が低下すると難しくなる傾向があります。物の価値や必要性を正確に判断できなくなるからです。実家の中を見回して、古い雑誌や壊れた家電など明らかに使わないと思われるものが多く見られたら、判断能力の低下が疑われます。放置しているとさらにゴミ屋敷化が進むため、早めに対策を考えましょう。


□ 人の手を借りることに強い拒否感がある

解決方法:やんわりと他人に手伝いを依頼するメリットを伝える

ゴミ屋敷化している自覚があると、人の手を借りることに対して強い拒否感があります。「自分のプライバシーに侵入してほしくない」「恥ずかしい」といった強い抵抗感が生じることが多いです。


また、外部からの助けを借りるほどゴミが散乱している事実を認められず、「自分でどうにかできる」と断ってしまうことがケースも見られます。親自身が誰かの助けを借りても良いと感じられるように、環境を整えることが大切です。


説得のコツ④:環境が変わったタイミングを狙う

環境が変わるタイミングは、親を説得するチャンスです。たとえば引っ越しやリフォーム、新しい家族の誕生といった生活環境が変わる出来事が起こったタイミングで、説得を試みると効果的です。新たな生活に向けて、親も今を変えることへの抵抗感が薄れます。


また、環境の変化をつくるのもおすすめです。定期的な帰省や親とのコミュニケーションを通じて、住まいの変化に気付く機会を増やしてみましょう。「小さな子どもが頻繁に来る環境としては危ないかも」「みんながゆったり座るスペースを確保したい」など行動を起こして、親を説得する機会をつくってみましょう。


説得のコツ⑤:「死」を連想させる話はしない

親に実家のゴミ屋敷を片付けてもらうために説得するなら、「死」を連想させる話題は避けてください。「あなたが亡くなった後のことを考えて……」などと話しかけると、親は強いストレスや抵抗感を抱きます。


また、身近な存在から死に関する話題を出されることは、必要以上にショックを受けたり、自分の終末を想像することで感情的になったりして、協力を得られなくなる可能性があります。死を軸に話すのではなく、異臭やアレルギー、ホコリやカビによる体調不良や火災のリスクなど、「これからも家族のために健康であってほしい」という思いを伝えましょう。


説得のコツ⑥:強く拒否されたときには一旦引き下がる

強く拒否された場合、一旦引き下がるのも説得のコツです。相手が感情的になっているときに無理に説得を続けると、対立が深まり話が進まなくなる可能性があります。年を重ねると自尊心やプライドが高まることが多く、頭ごなしに否定されると強く反発することも多いです。


たとえば、「片付けはしたくない!」「勝手にゴミ扱いするな!」と強く拒否された場合、その場で無理に説得すると親との関係が悪化するかもしれません。強く拒否されたときには一旦引き下がって話題を変え、冷静になる時間を持つことが大切です。時間を置くことでお互いに冷静になり、次回の話し合いで合意点を見つけやすくなります。


ゴミ屋敷実家をスムーズに片付ける5つのステップ

ゴミ屋敷になった実家の整理は、一般的なお片付けと同じイメージで作業しようとしても挫折することが多いです。適切な手順とコツを確認してからスタートすると、効率的かつスムーズに進めることができます。ここでは、実家を片付けるための5つのステップをご紹介します。


Step1:ゴミ屋敷になった理由を考える

ゴミ屋敷になった理由を考えることが、スムーズな片付けの第一歩です。根本的な理由を理解しないまま片付けを始めても、短期間で再び同じ状態になる可能性が高いです。「体力の低下で片づけが追いつかない」「精神的な孤独感から物を溜め込んでしまう」など、背景を理解することで、親に対してより適切な対応ができるでしょう。


Step2:パーソナルスペースから遠い部分から手を付ける

片付けを始める際は、パーソナルスペースから遠い部分から手を付けるとスムーズに進みます。パーソナルスペースとは、親が普段生活しているエリアや個人の物が集中している場所のことです。パーソナルスペースは家の中でも「自分だけ場所」という意思が強く、片付けで他人に触られることに抵抗が生じやすくなります。


まずは抵抗が少ないエリアから始めましょう。たとえば以下の場所がおすすめです。

・廊下や玄関

・風呂やトイレなど共用部分


これらの場所は思い出のアイテムが少なく、家族や来客と共用する部分であり、パーソナルスペースからは遠い場所です。さらに片付けて物がなくなると、本人も生活しやすくなり、片づけることへのメリットを実感できます。


Step3:その他の場所も片付けていく

パーソナルスペース以外の場所を段階的に片づけたなら、リビングや寝室などを片付けましょう。個人の考えや間取りにもよりますが、以下の順番がおすすめです。


1.人が集うリビングを片付け

2.来客も入る機会がある部屋を片付け

3.物置やクローゼットを片付け

4.寝室など家族しか入らない部屋を片付け


一つの傾向として写真や思い出の品がある部屋はパーソナルスペースとして思い入れが強く、コンパクトなお部屋であっても片付けには時間がかかります。まずは片づけることの楽しさや快適さを実感してもらった上で、最終的に思い入れの強いスペースに踏み込みましょう。


Step4:ゴミ屋敷にならない再発防止方法を考える

ゴミ屋敷を片付けた後は、再発を防止するための継続的な対策が必要です。再びゴミ屋敷にならないように、定期的な整理整頓の習慣をつけることや、不要な物をすぐに処分するルールを設けることが効果的です。また、「家族や子ども、友人が定期的に訪れるようにする」「住んでいる地域の見守りサポートに申し込む」など人との関わりを意識的につくると良いでしょう。


手が付けられないゴミ屋敷化した実家は業者に相談を

ゴミ屋敷化した実家の片付けが自力は手に負えない状況になったとき、専門業者への依頼を検討してみましょう。業者に依頼することで得られる具体的なメリットや料金目安について解説します。


片付け業者に依頼するメリット

専門の片付け業者はプロフェッショナルであり、経験と技術を持っているため、短時間で大量のゴミや不要物を適切に処理できます。お片付け専門業者に依頼するメリットは以下です。


業者に依頼するメリット 詳細
①効率的に短期間で片付けが終わる 物量に合わせてスタッフを集め、数時間から数日で作業が完了
②重い物などを持ち出す必要がない ケガにつながる作業はすべてお願いできる
③分別の必要がない ゴミ回収の依頼も可能
④残してほしい物や探し物にも対応してもらえる 事前にヒアリングを行うので安心
⑤ハウスクリーニング対応の業者もある 片付け後の清掃作業も依頼できるので便利


片付け専門業者に依頼すると、とにかく何でもゴミ袋にポイっと捨てられる……というイメージを抱いている方も少なくありません。実際には事前にお話を聞いて、「捨てたくないもの」「探してほしいもの」などに対応します。


スタッフでは判断できないものは聞きながら作業をするため、必要なものを捨てられて後悔することもありません。実際に長年探していたものが見つかったり、紛失したと思い込んでいた品が出てきたりするケースも多いです。


実家片付けを業者に依頼したときの料金目安

お片付けと不用品回収費用は物の種類と内容・状態・仕分けの手間によって変わるため、一概にいくらとは言いにくい部分があります。一つの傾向として、フリーアールの費用相場を紹介します。


主な項目 お片付け費用 詳細
運搬費 1名短時間(30分)で2,000円〜終日(8時間)で25,000円程度 回収する荷物の運搬にかかる費用で、スタッフの人数や時間によって変動
車両費 1台2,000円~/1.5tトラック1台10,000円~ 運搬に必要なトラックのサイズや台数、現場の住所などによって変動
仕分け費 目安の金額:0円〜15,000円/m3 品物の種類や状態、仕分けの手間によって金額が決まる
※表にする予定


上記で紹介している費用はゴミ屋敷を丸ごと片づけたり、遺品整理をしたりしたときの相場です。たとえば「大きなタンスなど家具だけ引き取ってほしい」「使っていない食器類がたくさんある」など不用品が限られているときは、1m3(立方メートル)の考え方や車両費などは関係なく、1点またはまとめていくらで回収します。


フリーアールの費用をもっと詳しく知りたい方は、以下のページをご覧ください。実際の写真付きの事例も紹介しています。

神奈川県藤沢市で遺品整理や不用品回収 お片付け費用を調べたい方はこちらをこちらをご参照ください | 神奈川県の遺品整理は株式会社フリーアール


大半が無関心ではいられない!実家の片付けはフリーアールにご相談ください

実家とはいえ今は住んでいない場合、片付けをするのは難しいです。とくにゴミの排出は早朝かつ重労働で高齢者には難しいものの、週に何度も実家に戻って手伝いをするのは現実的には困難でしょう。だからといって業者に依頼すると処分費用もかさみ、お金の面でも負担を感じる方も多いです。


神奈川県藤沢市にあるフリーアールでは、お片付けと同時に不用品の買取を実施しています。他の業者では断られてしまう日用品や雑貨類も買取をし、お片付け費用から差し引くことが可能です。また、捨てるのではなくリユース(再利用)するため、必要な人に渡るというメリットもあり、物を大切にしたい親世代から喜ばれています。


一例として神奈川県藤沢市のお片付け事例を紹介します。弊社スタッフが丸ごとすっきりお片付けしました。


【フリーアールのお片付け前】


【フリーアールのお片付け&リユース品一部買取後】


費用などもっと詳しく事例を知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

【2LDK一軒家のお片付け事例】神奈川県藤沢市にてお片付け・不用品買取を行いました | 不用品回収 | ブログ


買取後の品物はどこに行くの?とリユース先が気になる方は以下の記事がおすすめです。

フリーアールの海外直営店舗【JAPAN NINJA SURPLUS】のご紹介 | フィリピン店舗情報 | ブログ


まとめ:ゴミ屋敷化した実家の片付けは親の説得が大事

ゴミ屋敷化した実家の片付ける第一歩は親の説得です。無理強いせず、理解と思いやりをもって接してください。具体的には実家がゴミ屋敷になった理由に理解を示して、放置するリスクとメリットを丁寧に説明することで、納得感を得やすくなります。また、説得の際には「死」を連想させる話や急ぎすぎるアプローチを避けて、拒絶されたときには一旦引き下がるタイミングを見計らうことも重要なポイントです。


片付け業者への依頼を検討しているなら、神奈川県藤沢市にあるフリーアールにぜひご相談ください。実家の不用品はゴミとして処分するのではなく、可能な限り再利用いたします。買取金額を差し引くことで、ゴミ屋敷の処分費用を抑えられるかもしれません。



この記事を書いたのは

株式会社フリーアール

ふりまる

遺品整理士協会・JRRC所属。2011年の設立以来、神奈川県 藤沢市を中心に遺品整理や生前整理/不用品買取/お片付けを行い
「循環型社会の促進」を目指し、リユース・リサイクルを行っています。


\お急ぎの方はお電話にてご相談ください!/

0466-88-3318



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