遺品整理と生前整理の違いを徹底解説!方法・費用・実例

query_builder 2025/04/08
遺品整理
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最終更新日


遺品整理と生前整理はどちらもお部屋を片付ける作業ですが、目的やタイミングが異なります。この記事ではそれぞれの特徴や方法、費用相場、実際の事例などを詳しく解説していきます。どちらを検討している方にも役立つ情報をまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

遺品整理と生前整理の違い・方法・費用のまとめ

・遺品整理はご遺族、生前整理は自分で行う
・遺品整理は大掛かりになるため、業者に依頼する方が多い
・生前整理は自分で範囲を決められるため、費用を抑えることも可能


遺品整理と生前整理の違い

遺品整理と生前整理の違いは以下です。


遺品整理 生前整理
目的 家族が亡くなった後に残された家財道具や貴重品を整理するため これまでの人生を振り返り、持ち物や財産を整理すること
タイミング 住んでいる方がお亡くなりになった後 住んでいる方が思い立ったとき
主に作業を行う人 ご遺族さまが中心 本人が中心
本人の意向 遺言状などに記載されていないと難しい 自分で捨てるものを選べる
お片付け後の部屋の状態 基本的に空になり、そのまま生活するのは難しい 必要なものだけ残り、そのまま生活できる
料金 丸ごと一軒・一室片付けることが多いので高くなる傾向 どこまでお願いするかで料金は変わる

簡単にまとめると遺品整理はご遺族が、生前整理は本人が行う違いがあります。また、生前整理は自分が旅立ったあと、遺された家族の負担を減らすことを目的に、終活の一環として行う方も多いです。いずれも「物が多い寝室のクローゼットだけ」「リビングだけ」など一部分をご依頼いただくこともあります。


遺品整理は業者に任せる方法を選ぶ人が多い

遺品整理は住んでいたお部屋を丸ごと片づけることになるため、専門業者に任せる方が多いです。遺品の選別や大型家具の搬出など、思っている以上に手間や時間がかかります。見落としを防ぎながら、効率的に整理を進めていくノウハウを持っています。


また、遺品整理の経験が豊富な業者は探し物の探索も可能です。これまでの経験から貴重品や思い出の品がありそうな部屋や隠し場所を把握しており、ご遺族がいくら探しても見つからなかったものが発見できたケースも珍しくありません。


実際に遺品整理を依頼したときの流れ

遺品整理の場合は一軒家や集合住宅などを丸ごとお片付けするため、事前にヒアリングなどをしっかり行ってから作業を始めます。ヒアリング後、作業の流れを紹介は以下です。


①遺品を仕分ける

スタッフと相談しながら、処分すべきものと保管すべきもの、形見分けするものなどを分別していきます。判断が難しいものは一時保留にして、後で遺族皆で相談しながら決めていただくことも可能です。お立ち合いいただいているご遺族さまには仕分けをしていただき、搬出はスタッフが対応します。


②故人の形見や貴重品を捜索

仕分けと同時に写真や手紙、日記などの思い出の品のほか、通帳や重要書類、宝飾品など金銭的価値のあるものを捜索します。「あるかどうかはわからない」「場所ははっきりしない」といった大切な品も捜索できます。ご供養が必要な遺品があれば、対応できる業者が多いです。また、作業中に価値のある品や思い出の品が見つかった場合は、必ずご依頼主さまに報告します。

参考:遺品整理中にタンス預金を発見したらどうする?相続手続きや注意点を専門家が解説


③搬出・簡易清掃

仕分けが終わったものから搬出していきます。建物やエレベーターを傷つけないよう注意しながら、スムーズに運び出すのでご安心ください。最後に部屋の簡単な清掃を行います。賃貸物件の場合、できる限り原状回復をして終了するケースが多いです。


必要に応じて不動産売却に向けて動き出す

持ち家が空き家になる場合、遺品整理の手配と同時に売却も検討することになるかもしれません。そうなると遺品整理業者だけでなく、不動産買取業者との話し合いもあり、時間がかかると悩む方も多いです。遺品整理業者の中には、不動産も扱っているケースもあります。実際にフリーアールでもお片付けと同時に不動産売却も行っており、出張費用や広告費用分を還元しています。ワンストップですべて完了すると喜びの声もいただいております。


もっと知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

【遺品整理から不動産売却までの流れを解説します!】神奈川県伊勢原市にて、一軒家の遺品整理・不動産売却をご依頼いただきました! | 神奈川県藤沢市の遺品整理業者が解説する 相続 不動産関連ブログ


実際に生前整理を依頼したときの流れ

生前整理を専門業者に依頼するのなら、事前の相談や見積もりを得てから作業内容を決めるのが一般的です。部屋ごとの荷物量や作業日数などを想定し、自分がどこまで仕分けに関わるかを業者とすり合わせをしてから作業に入ります。お部屋の一部などもご相談ください。


①自分or業者と仕分ける

今後の生活に必要なものと不要なものを大まかに分けていきます。この段階で、「形見として残す品」「誰かに託したい品」「今は手放さないけれど売却できそうな品」があれば、別グループにして、どこかにまとめておくとわかりやすいです。本人が元気なうちに判断できるメリットを生かして、後悔しないよう一つ一つを丁寧に見極めましょう。


②搬出・簡易清掃

不要品が決まったら、買取業者が引き取るものは査定をしてもらい、それ以外は処分に回します。仕分けまでできても、不用品を処分するのが大変という方も珍しくありません。業者に依頼すれば、その日のうちにすべてが一気に片付くメリットがあります。


また、業者に依頼した場合は、物を運び出したあとに簡易清掃を行います。すっきりとしたお部屋で過ごしたい方に向けて、本格的なハウスクリーニングを提供している業者も多いので、見積もり時に質問してみましょう。


生前整理をきっかけにエンディングノートを作成する人も多い

生前整理は身近にある使わないものを処分するだけでなく、それ以外の情報をまとめることも含まれます。自分の死後、残された家族が迷わないように、お片付けと同時に自分に関する情報をまとめた「エンディングノート」を作成する方も多いです。


エンディングノートには決まった形式はありませんが、主に以下の情報を記載します。


  1. 自分の資産や所有物について
  2. 相続についての希望
  3. 保険の内容
  4. 守ってほしい希望
  5. 死後にお願いしたい事務手続き
  6. 死を知らせてほしい大切な相手の連絡先
  7. サブスクリプションサービスの契約状況


エンディングノートをつくることで、死後の事務手続きや相続で混乱が起きにくくなり、家族にとっても大きな助けになります。ただし、エンディングノートは法的な効力を持つ遺言書とは異なるため、注意が必要です。

参考:(7)エンディングノートで出来ること、出来ないこと ─エンディングノートの法的効力─ - 東京弁護士会


遺品整理・生前整理の費用目安

ここではフリーアールの実績を基に、実際にどれくらい費用がかかるのかを紹介します。同じ間取りであっても、細かな条件によって費用は異なります。


間取り別・遺品整理と生前整理の費用目安

間取り 立米数(引き取る荷物の体積) 料金
1K,2K〜 5m3~10m3 40,000円~120,000円
1LDK,1DK,2DK〜
 
10m3~15m3 100,000円~220,000円
2LDK,3DK〜 15m3~20m3 160,000円~280,000円
3LDK,4DK〜 20m3~25m3 220,000円~340,000円
25m3~30m3 280,000円~400,000円
4LDK,3LDK〜 30m3~35m3 340,000円~460,000円
5LDK〜 35m3~40m3~ 400,000円~520,000円〜

※フリーアールがこれまで行ったお片付け事例を元に作成しています。

※間取り、料金はあくまで目安です。全ての事案が当てはまるわけではありません


一般的に遺品整理の方が費用はかかる

同じ条件や間取りで遺品整理と生前整理を比べた場合、遺品整理の方が費用はかかります。理由としては以下があげられます。


  • 作業範囲が広くなるから
  • 不用品や処分する品が多くなり、仕分けに時間がかかるから
  • 貴重品や探し物の数は増え、作業時間がかかるから
  • ご遺族様が現地に立ち会えない場合、確認する時間が発生するから


これまで生活していたお部屋を丸々片づけるのは、想像以上に時間と費用がかかります。依頼前にしっかり業者と打ち合わせを行い、サービス内容と料金を比較・検討しましょう。


費用を抑えたいなら買取をしている業者を選ぶ

お片付け費用を抑えたいなら、整理と同時に買取を行っている業者を選びましょう。遺品整理・生前整理の費用見積りを聞いて、高いな……と負担を感じる方も珍しくありません。買取サービスも行っている業者ならば、結果的に支払うトータル金額を抑えられる可能性があります。


ただし、何を買取りしているのかは業者によって異なります。チラシなどで大きくジャンルを問わず何でも買取可能とうたっておいて、一部の新品家電やブランド家具のみが対象の業者もあるので注意しましょう。


フリーアールは買取品目の多さに自信があります。まだ使えるアイテムであれば、積極的に買取をして、必要な人にリユースしています。フリーアールの買取品目については以下のページを参考にしてください。

遺品整理を兼ねて買取 リサイクルを希望の方は商品や金額の参考にご覧ください



【実際にかかった費用・写真付き】遺品整理の作業例を紹介

「実際にどれくらい整理されるの?」「これくらいの間取りと物量なら費用はいくら?」など、もっと具体的に知りたい方もいるでしょう。ここではフリーアールが実際に行った遺品整理の実例を紹介します。生前整理の場合、同じ条件であればもう少し費用を抑えられます。


2Kアパートの遺品整理


■ 遺品整理前


■ 遺品整理後


住所 神奈川県横浜市
作業日数 1日
作業人数 2名(終日)
物量 12㎥(2tトラック1台分
+軽トラック1台分)
お客様ご負担費用(税込) 187,000円(税込)

こちらの事例をもっと詳しく見たい方は以下のぺージをご覧ください

【2Kアパートの遺品整理実例をご紹介】神奈川県横浜市にて遺品整理買取を行いました


3LDK集合住宅の遺品整理

■ 遺品整理前


■ 遺品整理後


住所 神奈川県藤沢市
物量 33.75m3
作業人数 5名
作業日数 1日
買取 25,000円(税込)
お客様ご負担費用(税込) 33,0000円(税込)


こちらの事例をもっと詳しく見たい方は以下のぺージをご覧ください

神奈川県藤沢市にて 遺品整理 3LDKの集合住宅退去に伴うお片付けを行いました


フリーアールは現地でのお見積もりは無料です。埼玉や神奈川エリアで我が家はいくら?と気になった方は、お気軽にお問合せください。強引なセールスはいたしません。


まとめ:埼玉・神奈川で遺品整理・生前整理をするならフリーアールへ

遺品整理と生前整理は目的や作業をする人物が異なります。自分亡き後、できるだけ誰かに迷惑をかけたくないと考えているのなら、生前整理をするのがおすすめです。生前整理をすることで、今の自分にとって必要なものがわかるため、すっきりとした気持ちで暮らせるでしょう。近年では40代や50代で生前整理する方も珍しくありません。


生前整理は自分でも作業できますが、不用品が多かったり、重い家具や家電があったりするときには実績豊富なフリーアールにお任せください。埼玉県朝霞市と神奈川県藤沢市の2拠点から遺品整理・生前整理を行っています。作業料金は買取品を引いた値段になるため、費用を抑えたい方にもおすすめです。



現地調査・見積もりは無料です。弊社には遺品整理士をはじめ、不動産や相続に関する専門知識や資格を持つプロスタッフが在籍しており、今後の不安や疑問にもワンストップでお答えいたします。まずはお気軽にお問い合わせください。



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