遺品整理と生前整理の違いは?やるべきことは?予約は可能?疑問を徹底解説
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「遺品整理と生前整理の違いがわからない」「具体的にどのような作業をしたらよいの?」など、遺品整理や生前整理で迷っていませんか?同じ整理して片付けるイメージですが、実はそれぞれ目的ややるべきことが異なります。
今回は遺品整理と生前整理の違いを徹底的に解説します。また、遺品整理を事前予約できるのか?や遺品・生前整理でよくある疑問をまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
遺品整理と生前整理の違いまとめ
・遺品整理は主に遺族が故人の持ち物を整理すること・生前整理は本人が今後の人生をよりよく過ごすために整理すること
・遺品整理は予約可能だが必ず希望が通るとも限らない
遺品整理と生前整理の違い
遺品整理と生前整理は「誰が」「いつ」「何を目的で」が異なります。わかりやすくまとめた表が下記です。
| 遺品整理 | 生前整理 | |
| 誰が | 主に遺族や相続人 | 自分 |
| いつ | 葬儀や法要、相続手続きが終わったころが多い
※賃貸物件の場合は退去期限前 |
最適なタイミングはないが、子どもが独立したあとや定年退職を機に考える方が多い |
| 何を目的で | ・故人の住居を片付けて、新しい生活を始める環境を整えるため ・相続手続きに必要な書類の確認や財産を把握するため ・故人を偲び、形見分けをするため |
・元気なうちに物や財産を整理して、残された家族の負担を軽減するため
・人生を振り返り、本当に必要なものを見極めて、人生を充実させるため |
遺品整理とは故人が残した持ち物を整理・処分する行為を指します。家族や親族が行うケースが多いですが、業者や遺品整理士と呼ばれる専門家に依頼することも珍しくありません。
一方、生前整理は、自分自身が生きているうちに財産や所有物を整理しておくことをいいます。死後に遺族が負担を抱えずに済むようにしておくメリットは大きく、近年では高齢者だけでなく、20~30代から終活をはじめることもあり、幅広い世代から注目されています。
生前整理でしておきたいこと
生前整理では自分の大切な財産や書類、不要品などをあらかじめ把握・整理しておくことが大切です。以下のポイントを押さえておきましょう。
■ 財産をまとめた目録の作成(財産目録)
所有している不動産や預貯金、株式や保険など、あらゆる財産を一覧にしてまとめる作業です。財産目録があれば、相続人の間で情報を共有しやすく、不動産や金融資産の扱いもスムーズです。
相続時のトラブルを防ぐためにも、財産目録はなるべく詳細に記載しておくと良いでしょう。自分の財産のことは把握しているからすぐに終わる!と思う方も多いですが、生前整理で最も躓く部分でもあります。必要に応じて、専門家にアドバイスを求めることもおすすめします。
■遺言書を作成する
遺言書を作成すると、自分の死後にどのように財産を分配するかを明確に指示できます。正式な手続きを踏んだ遺言書であれば、その内容に法的拘束力が生じ、相続をめぐる争いを最小限に抑えられるかもしれません。
ただし、自筆証書遺言の場合は、所定の形式を守る必要があります。遺言書には細かな規定があり、誤ると無効になるリスクがあるので注意しましょう。公証役場での公正証書遺言なら安心度が高いので、状況に応じて検討してください。
参考:知っておきたい遺言書のこと。無効にならないための書き方、残し方 | 政府広報オンライン
■必要に応じてエンディングノートを作成する
エンディングノートは自分の思いや希望、死後の手続きの流れなどを自由に記しておくノートです。遺言書と違って法的拘束力はありませんが、残された家族にとっては本人の意向を知るきっかけとなり、さまざまな面で助けになります。
自由に記載できるのがポイントで、医療や介護に関する希望、葬儀のスタイルなど、遺言書ではカバーしづらい細かな内容も記載できます。趣味のモノをどうするか?ペットはどうするか?など自分の希望を好きな形式で書き込めるので、必要な情報をマメに更新しておくと、万が一の際にもスムーズに対応できるでしょう。
■不用品を整理する
使わなくなった日用品や衣類、大型家具など、不要な物がある場合は生前に処分しておくのがおすすめです。これにより遺族が抱える後処理の負担が大幅に減るだけでなく、自身の生活環境も整いやすくなります。
不用品の仕分けが難しいと感じたら、信頼できる不用品回収業者やリサイクルショップを活用する方法もあります。ポイントは「自分にとって本当に必要か」を見極めることです。
遺品整理でやるべきこと
遺品整理は故人の残した品々を整理・処分する作業です。以下に最低限やらなくてはいけないことをまとめました。
■遺言書やエンディングノートの有無をチェック
まずは遺言書の存在と内容を確認し、それに沿って遺品を整理するのが基本です。もし、エンディングノートが見つかった場合は、故人の意向やメッセージを尊重して片付けを進めましょう。遺品をお片付けする前に、本人の希望が記されたノートや書類を探すところからはじめるのもおすすめです。
■遺品を仕分けする
形見分けや思い出の品を適切に分配するため、残す物・譲る物・処分する物を明確に分ける作業が必要です。ただ仕分けをするのではなく、貴重品や予想外の書類などが紛れ込んでいないか、しっかりとチェックしましょう。
また、貴重品ではないけれど気を付けたいのが写真や手紙です。仕分けをする本人は不要だと判断しても、ほかの家族や親族が遺しておきたいと感じるケースも多いです。とりあえず別の場所に保管しておきましょう。
■不用品は処分する
残す必要がないものは処分し、必要に応じてリユースやリサイクルを検討します。家具や家電などの大型品をまとめて処分する場合は、自治体のルールや費用を確認した上で計画的におこなわなければなりません。燃えるゴミや不燃ゴミ、粗大ゴミなどの分別には時間と手間がかかるため、遺品整理業者に依頼する方も多いです。
遺品整理を予約することはできる?
生前に「自分の死後も確実に遺品整理してほしい」「家族の負担を軽減するために業者の目星をつけておきたい」と考える方もいるでしょう。結論からお伝えするならば、予約そのものは可能です。
ただし、環境や遺族の都合によっては、100%希望通りにいくとは限らないのが難しいところです。ここでは遺品整理の予約についてお話していきます。
□ 遺言書や死後事務委任契約を活用すれば予約は可能
生前に死後事務委任契約を活用すれば、事務手続きや遺品整理の依頼を含む契約を結ぶことはできます。自分がこの世を去った後のことはエンディングノートや遺言書に記載すれば良いのでは……?と思う方もいますが、法的な効力は限られます。エンディングノートはあくまで個人的な希望を記すもので、遺言書は希望を伝えられる事柄に制限があるためです。
そんなときに役立つのが死後事務委任契約です。死後事務委任契約とは以下のような事柄を信頼できる親族や友人、または専門家(弁護士、司法書士、行政書士など)に託す契約です。
①葬儀に関する希望(葬儀・埋葬・供養の方法など)
②行政手続きに関する注意や事柄(死亡届の提出・免許証、健康保険証の返還など)
③生活に関する希望(生前利用したサービスの支払い・住居や公共料金の解約など)
遺族に遺品整理を生前予約した旨を伝えたいのであれば、「③生活に関する希望」のくくりに入ります。「遺品はこうしてほしい」「整理するならこの業者にお願いしたい」と記載できます。このほかにもいっしょに住んでいたペットの環境整備やSNSのアカウント削除も死後事務委任契約で希望を伝えることが可能です。
こうなると遺言書ではなく死後事務委任契約に力を入れた方が良いのでは?と思うかもしれません。しかし、「死後事務委任契約は法定の遺言書に記載できる事柄は記載できない」という決まりがあります。ざっくりと簡単にお伝えするなら、相続や法律が深く関わる希望は原則NGです。
また、遺品整理のように費用がかかる事柄があれば、事前に預ける(預託)などの手続きが必要になるでしょう。
□ただし、理想通りにいかないケースも考えられる
死後事務委任契約自体は有用ですが、遺言書で指定した内容や親族の同意状況など、さまざまな要因によって希望通りにいかないケースもあります。よくあるのは遺言書が別にあり、死後事務委任契約と矛盾が生じると効力問題が起こる可能性があります。
その他にも
・周りにいる人が死後事務委任契約を知らずに反対している
・指定した遺品整理業者の費用が予算と合わない
・不適切な人に依頼してしまって希望が通らない
すべてが契約通りにすすむとは限らない点は理解しておきましょう。
参考:死後事務委任でよくあるトラブルとその回避策をマンガで解説
遺品整理・生前整理のメリットとデメリット
遺品整理または生前整理をする前に、それぞれのメリットとデメリットも知っておきましょう。遺品整理では故人との思い出が強く、感情的負担が大きい一方で、専門業者の手を借りることでスムーズに進められる利点があります。事前か後か、どちらで整理をするかを考える際には、本人や家族の体力・時間・費用面などを総合的に判断しましょう。
◆ 生前整理のメリットとデメリット
生前整理のメリットとデメリットは以下です。
メリット
・自分の意思で物を整理できるので、今後の暮らしが快適になる
・家族の負担を減らせる
・これまでの人生や思い出を見つめ直せる
・相続トラブルを防げる
デメリット
・時間と手間がかかる
・家族と考えが合わないことがある
・何を残すか迷いやすく、思い出がよぎって苦しくなることもある
・整理を急ぎすぎると後悔する可能性がある
生前整理の最も大きなメリットは自分がこの世を去ったあと、遺された家族や知人に負担をかけないで済むところです。また、自分の身の回りを整理することで、本当に必要なものだけが残り、生活しやすくなる点もメリットです。
一方、主なデメリットは時間がかかる点です。自分が持っているものを見直し、仕分けしていく作業は想像以上に労力がかかります。また、思い切って断捨離して、生活に困るといったトラブルも珍しくありません。
◆遺品整理のメリットとデメリット
遺品整理のメリットとデメリットは以下です。
メリット
・気持ちの整理ができる
・不用品と貴重品を区別するので住環境がスッキリする
・相続手続きがスムーズになる
デメリット
・時間と労力がかかる
・精神的な負担が大きい
・整理するタイミングが難しい
・貴重品を誤って処分してしまうリスク
・専門業者に頼むと費用がかかる
遺品整理は作業する必要が生じてから動くこともあり、大きなメリットと言える点はないものの、お部屋を片付けることで気持ちも整っていくでしょう。デメリットとしてはこれまで生活していた場所を整理するため、時間と手間がかかります。遺品整理業者に依頼すれば数日で終わるものの、費用が発生します。
遺品整理や生前整理にお悩みならフリーアールへ
「遺品整理をお願いしたい」「生前整理に興味があるけれど費用はどれくらい?」「税金や手続き周りでわからないことがある」など、お悩みの方はぜひフリーアールにご相談ください。遺品整理・遺品整理に関する悩みや疑問をワンストップで解消いたします!
遺品整理・生前整理の見積もりは無料
専門業者に依頼する際、まず気になるのが費用ですが、フリーアールでは無料で見積もりが可能です。原則として現地でお見積もりを行い、実際の作業時に追加費用が発生しないようにいたします。遠方にお住いの方もご相談ください。もちろんお見積もり後に断っていただいても構いません。どうぞお気軽にお問合せください。
整理した品を捨てずにリユースします
フリーアールでは、不用品でもリユースが可能なモノは積極的に買取を行っています。思い出の品をゴミとして処分するのではなく、誰かに役立ててもらうことで、気持ちの面でも救われる方も多いです。また、フリーアールはフィリピンに直営店があり、日本国内で需要が低いモノでも買取が可能です。他業者ではNGの品でも買い取れるのも当社の強みです。
私が亡くなったらどうなる?相続や法的手続きの相談も可能
フリーアールでは遺品整理士はもちろん、相続や法的手続きに関する知識を有したスタッフも在籍しています。生前整理の過程で、「もし自分が亡くなったら相続はどうなるのか」といった疑問が出てくることもあるでしょう。
または今現在、不動産や相続に関する事柄で悩んでいる方もいるかもしれません。「何がわからないのかわからない」とお悩みの方も多いです。整理だけでなく、相続や手続き周りもお気軽にご相談ください。
遺品整理・生前整理の費用目安
フリーアールの遺品整理・生前整理の費用目安は以下です。部屋の広さや所持品の量、追加サービスの有無によって大きく変動します。不明点は見積もり時にお問合せください。
| 間取り | 立米数(引き取る荷物の体積) | 料金 |
| 1K,2K〜 | 5m3~10m3 | 40,000円~80,000円 |
| 1LDK,1DK,2DK〜
|
10m3~15m3 | 80,000円~140,000円 |
| 2LDK,3DK〜 | 15m3~20m3 | 140,000円~200,000円 |
| 3LDK,4DK〜 | 20m3~25m3 | 200,000円~250,000円 |
| 25m3~30m3 | 250,000円~300,000円 | |
| 4LDK,3LDK〜 | 30m3~35m3 | 300,000円~350,000円 |
| 5LDK〜 | 35m3~40m3~ | 350,000円~400,000円〜 |
※フリーアールがこれまで行ったお片付け事例を元に作成しています。
※、間取り、料金はあくまで目安です。全ての事案が当てはまるわけではありません。
まとめ:遺品整理や生前整理は目的やタイミングが異なる
遺品整理は故人が残した物を整理すること、生前整理は自分が元気なうちに持ち物を整理することです。それぞれの違いを踏まえ、最適な方法を選択しましょう。
遺品整理は感情面での負担が大きい一方で、故人の思い出に触れる機会でもあります。生前整理は死後の負担軽減やトラブル回避に役立つ反面、実際に所有物を処分する手間や心理的負担がかかることもあるでしょう。自分一人で抱え込まず、専門家のサポートを上手に活用して、整理を進めてくださいね。
この記事を書いたのは
|
株式会社フリーアール 遺品整理士協会・JRRC所属。2011年の設立以来、神奈川県 藤沢市を中心に遺品整理や生前整理/不用品買取/お片付けを行い |
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