現役遺品整理士が解説!実家の遺品整理はどう進める?費用や手順 相続について解説

query_builder 2023/12/12
遺品整理
サムネ (7)

最終更新日


遺品整理って、必ずやらないといけないの?高額な費用を払ってまで業者に頼まなければならないの?そんな疑問をお持ちの方も多いかと思います。


こちらの記事では、超高齢化社会の中で近年耳にすることも多い「遺品整理」について「現役遺品整理士」が解説をします。




遺品整理とは


遺品整理とは、辞書で調べると


”死亡した人が残した物を何らかの方法で処分すること。
資産価値のあるものを遺族に分与したり、家財道具を形見分けしたり、不要なものを廃棄したりといったことを含む。”


引用 weblio辞書


とあります。



遺品整理を始める前の準備


遺品整理のご依頼をされる方は、故人が亡くなられてから時間をあけ、それからお片付けの依頼をされる方が多いのですが、遺品整理業者に問い合わせをするその前に、まずはご自分でできること、準備しておくことを考えてみましょう。


自分で遺品整理を進めるための準備。必要なものとチェックリスト



遺品整理をする為の必須道具。


遺品整理を最初から業者に依頼しようという方は少なく、フリーアールにご依頼されるお客様の半数以上はまずは自分たちで片付け作業をし、途中で疲れて相談をしてくる、または時間的問題で間に合わないので手伝って欲しい、というお客様が多いです。


そうやって自分達でお片付けをしている人たちが、遺品整理のために準備している道具でよく見かけるものは、ゴミ袋や紙などをまとめるビニール紐ガムテープなどです。

いらないものをまとめる道具は遺品整理の必需品といえます。



遺品整理に必要なチェックリストの作成


必要な道具を揃えることと同様に、次にポイントなのはチェックリストの作成です。


特に相続が関わる遺品整理の場合は、相続に関わる資料や契約書、通帳、印鑑などを手元に揃えておくことが必要です。


探すもの、必要なもの、残したいものなどのチェックリストを作成することで頭の中の整理ができ、何か漏れていることや忘れていることがないか家族でお互いに確認し合うこともできます。



遺品整理は遺品の整理をしながら捨てていくものも出てきますので、「あ、必要なものまで捨ててしまった」と、ならないように早い段階でのチェックリストの作成をおすすめ致します。



どんな遺品を遺したら良い?



お客様からよく遺したり探したりしてほしいと言われるものは、写真、不動産や保険の契約書、後は印鑑が多いです。


たまにあるケースとして、遺しておいて欲しいというものが多すぎて、作業完了後、後日再度引き取りの依頼をされる、ということもあります。


遺品整理は心の整理とも言われています。何を遺すべきかはご家族でよく話し合うようにしましょう。


実家の遺品整理の手順と具体的な進行方法


遺品整理の基本的な手法


遺品整理の作業の基本は「仕分け」「しまう」「捨てる」の3つです。この3つは遺品整理に限らず片づけの基本ともいえます。


やることが多過ぎて、何をしたらいいのか判断ができなくなった時は、この3つの基本に戻りましょう。


ただこの3つも順番にローテーションさせないと効率のいい整理はできません。


家族だけで遺品整理を行う、または業者に処分を依頼する、それぞれのケースで3つの基本を考えてみましょう。


家族だけで遺品整理を行う場合


まず家族だけで遺品整理を行う場合、「仕分け」から作業を始めることが基本です。


ただしあまりにも物が多すぎる、作業をする場所がないといった場合は「捨てる」から始めましょう。


遺品整理をスムーズに行うコツの一つにスペースの確保があります。

分けたものを「しまう」ためにも「捨てる」はまず先に行う作業となります。



どの部屋から片付け始めれば良い?


どの部屋から仕分けを始めたらスムーズなのか?


おすすめなのは「モノ」が少ないお部屋から始めることをおすすめします。


「モノ」が少ないお部屋をまず片付け、その部屋に貴重品や重要書類、形見分けをするものや思い出の品などをまとめていきます。

ポイントはその部屋には必要なもの以外は絶対に置かないことです。


一部屋が完全に片付いたら、あとは部屋を変えながら「仕分け」→必要なものは最初の部屋にまとめて「しまう」→しまわないものは全て「捨てる」に該当すると思うので、分別をしてどんどんお部屋の外へ出していきましょう。


捨てる」ものはどんどん部屋や建物から出していきましょう。

視覚的に空間の中をスッキリさせることでモチベーションの維持にもつながります。



関連記事 家の片付けはまず何から始める?片付けに大事な順番とコツ NG行動を紹介


遺品整理専門業者に依頼する場合


それでは遺品整理の専門業者に片付けを依頼する場合、どのように依頼をするのがかしこい遺品整理なのか?

自分や家族のみで遺品整理をするときとの違いやメリット・デメリットをこちらも遺品整理の基本「仕分け」「しまう」「捨てる」を通して考えてみましょう。


まずは「仕分け」に関して、業者の仕分けは機械的にそれぞれの業者のルールでどんどん仕分けられていきます。


もちろんご遺族の要望があったものは残すことができますが(たとえば写真やアルバムなど)、思い出の品や故人の大事にしていたものなどはやはりご遺族の方でないとわからないものもあります。


なのでできれば「仕分け」はできる限り自分たちでできるところまでやる、もしくは一緒に仕分けだけを手伝ってくれる業者もいますので、そういった業者を探すところから始めることをおすすめ致します。


仕分け」さえ済んでしまえば、あとは「しまう」ものを明確に分けておき、「捨てる」は全て業者にお任せしましょう。


遺品整理業者に依頼をするメリット


業者に依頼をする最大のメリットはこの「捨てる」の負担がゼロになることです。


自分でいらないものを捨てる場合、各市町村のルールに従って分別をし、指定日にそれぞれのゴミを出す必要がありますが、業者に依頼した場合は分別なども気にすることなく、まとめて一度に捨てることができます。


捨てる」が終われば、最後に空いた空間に「しまう」ものを片付けていきましょう。


遺品整理の基本の中に「売る」は含めておりませんが、「売る」は「しまう」の中に含めてあります。全て片付けが済んで、落ち着いてから「売る」のステップに進みましょう。次は「売る」を含めた記事へと続きます。



こんな遺品が出てきたらどうする?


遺品整理をしているとこれはどう処分したらいいのだろうか、と迷うものも多くあります。お客様からのお問い合わせで多いものを紹介していきます。


着物などの遺品を整理 リサイクルする方法


着物は購入時はとても高価で、多くの方が買取を希望される商品の一つになります。


遺言書の中に相続するものとして記載されている、とお話を伺うこともあります。

相続人の方も遺言書に記載してあるものだから高価なものに違いないとお問合せをいただきますが、多くのケースがお客様のご期待に添えない結果となっております。


一概には言えませんが、着物の買取は着物専門の業者に見積もりを依頼するのができるだけ高値で売るポイントとなります。

中でも自社で販売やリースなどをしている着物の専門業者がおすすめです。


着物の買取は着物以外の帯留めや帯紐など和装小物の方が高く値がつくこともありますのでこちらも忘れずにチェックしましょう。



冷蔵庫や洗濯機などの遺品を整理 リサイクルする方法



冷蔵庫、洗濯機、テレビ、エアコンなどのリサイクル家電は行政のゴミの回収で対応してもらえないので、こちらも不用品の引取り依頼としてお問い合わせが多いです。


リサイクル家電に関しては、年式が製造から5年以内かどうかが売れる売れないのボーダーラインになります。


もし家電の製造年月日が5年以内のものであれば売れる可能性は高いので、買取業者に見積もりを依頼しましょう。


ただあくまで製造5年以内は目安なのでそれを超えていても状態が良ければ買取してもらえることもありますので、ご自分で最終判断はせずに複数の業者に見積もりをしてもらいましょう。


買取できなかった場合でも、ほとんどの家電買取業者は古いリサイクル家電の引き取りもしていますので、買取できなかった場合の費用を確認することも忘れずにしましょう。


古い家電の引き取りにかかる費用は各業者によって様々ですので、相見積もりをとることをおすすめします。

リサイクル家電の処分の仕方は経済産業省がアナウンスしていますので以下のサイトもご確認ください。


【家電4品目の「正しい処分」早わかり!】*経済産業省HP引用


関連記事 引越し時の冷蔵庫処分方法4選!お得に処分できるタイミングや注意点をご紹介



遺品整理で現金や貴金属などの遺品を整理する方法


遺品整理をしていると現金や貴金属が出てくることはよくあります。

特に貴金属は現在(2023/12)金の価格が¥10,000/gを超えていますので、小さなアクセサリーでも貴金属の買取をしているお店に持ち込みをすれば思った以上のお値段で買取してくれるかもしれません。


貴金属の買取をしてもらう場合、多くのお店でその日の買取レートを看板などで表示していますので、そのレートを比べて買取を依頼することをおすすめします。


注意してほしいのは、看板のレートには手数料を含めていないというお店や、重量ではなく1個あたりで買取するような買取業者は要注意なので、信頼できる買取のお店をGoogleの口コミなどで調べてから持ち込むようにしましょう。




関連記事 遺品整理中にタンス預金を発見したらどうする?相続手続きや注意点を専門家が解説


遺品整理業者の選択


遺品整理業者の役割と選び方


遺品整理業者は片付けのプロですので、全て業者にお任せでご依頼されるのも問題ありませんが、遺品整理は心の整理でもありますので、まずは一度ご自分でできるところまででも整理をしてみることをおすすめします。


その次にお客様の気持ちを汲むことができる優良な遺品整理業者を探すようにしましょう。全てお任せではなく、一緒に仕分けを手伝ってくれる業者もいますので、遺品を大切に扱ってくれる業者の選定はとても重要です。


業者選びのポイント:費用と信頼性


納得のいく遺品整理ができるように業者選びは慎重に行いましょう。

必ず1社だけでなく、3社以上の複数社見積もりをとることをおすすめします。

そしてできれば異なるポータルサイトからそれぞれの業者を選定した方が良いでしょう。

その業者自体が母体となっているポータルサイトが中にはありますのでポータルサイト選びも注意が必要です。


遺品整理には遺品整理士という資格があり、こちらの資格を持った業者も一つ業社選びの基準になります。遺品整理士は一通りのコンプライアンスや知識を学び、遺品整理士協会という団体に所属しているので第三者の目が常に行き届いています。

遺品整理に必ずしも必要な資格ではありませんが、1つの判断基準としてご参考ください。


【遺品整理士認定協会】


遺品整理にかかる費用と特殊清掃


費用に関しては、たとえ信頼できる業者でも各業者によって引き取る品物の扱い方や広告のかけ方が異なるため、見積もり金額が倍くらい異なることはよくあります。


遺品整理は各ご家庭によって内容、状況が異なるため金額を一律化しづらいのですが、Googleの口コミやホームページ上での費用の説明などを参考に選定しましょう。


遺品整理費用の内訳・オプションは?


遺品整理にかかる費用はどこの業者も「作業人件費」「車両費」「引き取ったものの処分費」をベースに、あとはどういった作業内容をオプションにするかで価格設定ができてきます。


特殊清掃の費用


遺品整理の中でも孤独死された現場のお片付けをする場合、お部屋に汚れや匂いがあれば特殊清掃を事前にすることもあります。

特殊清掃もどこまで作業をするかによって金額が異なりますが、一般的な内容のワンルームでだいたい3〜5万円が相場となっています。



遺品と財産の扱い


不要品・価値ある品・思い出の品の見極めと分別方法


遺品整理を自分たちで行う場合、おすすめなのは2段階選別です。

1度目の選別ではなんとなく気になるものは全て残しておき、2度目の選別でゆっくり時間をかけて価値があるものなのか、残しておいた方が良いのか、思い出に浸りながら整理をしましょう。



遺産分割方法について


遺品整理時に出てくる高価なものや価値のあるものは、遺言書があればその通りに分ける必要がありますが、現物をそれぞれの人で分ける「現物分割」や売れるものを換金して現金で分ける「換価分割」が現場では多く目にします。


相続財産が多いようなご家庭では遺品の分け方も事前に相続人同士で相談しておく必要があります。


価値ある遺品の売却・処分方法


価値のある遺品をどうやって売却したら良いのでしょうか。

大きなものでなければ時間をかけて色々な専門の業者に見積もりをとることをおすすめしますが、大きなもので時間に期限がある場合はお近くの地元のリサイクルショップに声をかけるのがいいでしょう。


遺品整理の業社の中にはリサイクルに弱い業者もいますので、これは価値がある、とはっきりしたもの、そうでなくても売れるかもしれないと思ったものがあればまずは地元のリサイクルショップや買取に強い遺品整理の業者を探しましょう。


遺品整理を始める際の心構え


遺品整理は人生で何度もすることではありません。ただし基本的には家の片付けと同じですのであまり気負わずに、落ち着いた気持ちで遺品と向き合い整理をしていきましょう。


初めての遺品整理における問題と解決策


初めての遺品整理をするときに気をつけたいことは、遺品整理をする物件が持ち家だった場合、いつかやろうと空き家のままで放置しているご遺族の方がいますが、初めての遺品整理はなるべく早めに行うことをおすすめします。


空き家の状態で放置しておくと、空き巣に入られるケースがあります。

普通に生活していると空き巣といった犯罪は遠いニュースの世界のように思う方がいらっしゃるかもしれませんが、リーアールで作業する物件の月に数件は窓ガラスが割られ、室内が荒らされた空き巣に入られた後の物件です。空き巣に入られている物件は大きな家に限りません。


空き巣に入られると貴重なものが盗まれるだけでなく、大切な思い出の場所が土足で踏みにじられることになります。

荷物の整理が済んでいれば室内に入られてもすぐに空き巣は出ていきますので、遺品整理をするのであればできるだけ早めに行いましょう。





関連記事 空き家の片付けを安く行う方法!自力と業者の片付けを比較でご紹介。


遺品整理を進める上で心がけるべきこと


遺品整理を進める上で大切なのは、心の整理ができているかどうかが重要です。


ご自分の力だけで整理ができない場合でも、専門業社の力に頼り、必要なところだけ力を借りるという手段はあります。


業者に依頼する場合は、一つずつ納得できる整理ができるよう、寄り添った作業をしてくれる業社の選別が大きなポイントです。





おわりに


以上、実家の遺品整理について手順や注意点などの解説でした。


フリーアールでは遺品整理の他に、不動産、買取、クリーニング、解体まで、幅広いご相談にも対応が可能です。気になることなどございましたらお気軽にお問い合わせください!


遺品整理はフリーアール


フリーアールにいただいた遺品整理に関する口コミ(一例)
★★★★★
応がとても良く丁寧に作業していただきました。金額もこんなにやっていただいてこれでいいの?という金額でした。また、何かお願いする事になりましたら絶対にフリーアールさんに頼みます。整理していただいた皆さんお疲れ様でした。有難う御座いました。

★★★★★
遺品整理の為に依頼しました。
手際が良く、作業がスムーズでした。
金品やバックの中など、こちらに確認を行いながら、行なっていました。
作業員の方も気さくな方で色々とお願いも聞いて頂き、ありがとうございました。


この記事を書いたのは


株式会社フリーアール

ふりまる

遺品整理士協会・JRRC所属。2011年の設立以来、神奈川県 藤沢市を中心に遺品整理や生前整理/不用品買取/お片付けを行い
「循環型社会の促進」を目指し、リユース・リサイクルを行っています。


\お急ぎの方はお電話にてご相談ください!/

0466-88-3318





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